リスクマネジメント
AIガバナンス用語集

リスクマネジメント
リスクマネジメントとは、AIの開発・提供・利用によって生じる可能性のある損失や不利益を把握し、その大きさや起こりやすさに応じて、回避・低減・監視する一連の管理活動を指します。
対象となるリスクには、誤った出力、バイアス、個人情報の漏えい、セキュリティ上の問題、知的財産の侵害、業務停止、人や社会への不利益などがあります。組織では、AIの利用目的と影響を整理し、リスクを特定・評価したうえで、利用範囲の制限、人による確認、技術的な保護策、責任者や承認手続き、問題発生時の対応方法を定めます。
AIのリスクはモデルの性能だけで決まらず、使用するデータ、利用環境、対象者、外部サービスとの連携方法によって変わります。導入時に一度評価するだけではなく、データや利用方法の変更、性能の低下、インシデントの発生などを継続的に監視し、必要に応じて対策を見直します。すべてのリスクをなくすことが難しい場合は、組織が受け入れられる範囲を定め、残るリスクと判断根拠を記録します。AIガバナンスが組織全体の方針や責任体制を定めるのに対し、リスクマネジメントは個別のリスクを継続的に特定・評価・対応する実務的な活動です。
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